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実相寺 青山霊廟

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寺を彩るアジサイ(2017年6月4日)

6月に入り今年も実相寺の参道に
あじさいの花が色づき始めています。

今回はお寺にあじさいが多くあるのは、なぜ?と思い調べてみました。
「アマチャ」というガクアジサイによく似た花木があります。
アマチャの木は関東・中部地方に分布し、高さは70~100センチになります。
分類的には「ヤマアジサイ」の一変種で見た目はよく似ていますが、葉に甘味が含まれ、この葉を乾燥・発酵させると「甘茶」ができます。

4月8日の灌仏会にはお釈迦様に「甘茶」をかける儀式が行われます。
これは、お釈迦様の生誕時に八大竜王が祝って産湯に甘露を注いだという故事によるもの。

また、甘茶には虫よけの効能もあるとされ、墨に甘茶を混ぜてすり、四角い白紙に「千早振る卯月八日は吉日よ 神下げ虫を成敗ぞする」と書いて戸口に貼ったり、室内の柱にさかさまに貼ると虫除けになるという風習が、かつて全国的に行われていたそうです。

そのような流れから「アマチャ」によく似た「ガクアジサイ」が全国のお寺に多く植えられ、各地に「あじさい寺」と呼ばれる見事な紫陽花の庭や参道のお寺が存在しているのですね。