禅をきく(2018年11月13日)
先週、有楽町の読売ホールで開催された
「禅をきく」という講演会に行ってきました。
小雨降る中、二階席まで埋まるほどの盛況ぶりで、
「法竹」と呼ばれる尺八の演奏から始まり、
小川隆氏(駒澤大学教授)と
横田南嶺老師(円覚寺官長)のお二人のお話。
小川氏はテレビに出演されたり多くの著書もあり
ご存じの方も多いかと思います。
「まさに本日は ♪あなたを待てば雨が降る~♪
になりましたが、大学ではこれを言っても
殆どの者がキョトンとしています。
ここは皆さん分ってくれて嬉しいですね」
爆笑から始まりテンポの良い話ぶりに、さすが大学教授と感心しました。
内容は「禅海一瀾講和(ぜんかいいちらんこうわ)」
という著書に収められている、禅に関するあれこれでしたが、
途中からさっぱり解らなくなり、勉強不足を痛感…。
休憩をはさんで横田老師の講演がはじまりました。
「本日はお忙しいところ…、とよく申しますが、
本当にお忙しい方はあまりいらっしゃらないのかな?
と思うのであります」と、こちらはゆっくりした語り口で
題名は「ご縁に導かれて」
老師が初めて参加した講演会では、読売ホールの前で
看板を持ってご案内するお手伝いをされ、かれこれ35年前の事とか。
「長い月日を経てこうして檀上に立っている事は
正しくご縁に導かれたもので、また一瞬の夢の様でもあります」と
結んでおられました。
終始ウイットに富んだお話は分かり易く堪能しました。
講演が終わって、我らが実相寺のご住職より
「一般の人には難しかったでしょう」と温かい言葉をかけていただき、
これも良きご縁の賜物だわ~と感謝しながら、
帰りにトンカツを食べて元気に帰途につきました♪