ひな祭りには雛人形(2019年3月3日)
実相寺の応接室にはこの時期になると雛人形が飾られます。
とても愛くるしいお雛様で、見ていて優しい気持ちになります。
ひな祭りや雛人形は、平安時代に中国から伝わったもので
当初は草や藁で作った人形に自分のけがれを乗せて
身代わりとしたり子供の無病息災を願って川に流すための
「流し雛」としての風習だったそうです。
室町時代になると、人形を川に流すのではなく
飾って楽しむようになり、江戸時代のころには
お人形遊びが女性の生活に浸透していったことなどから、
幕府が3月3日を「ひな祭り」として、女の子の健やかな成長と
健康を願う行事に決めたといわれています。
お嫁入り道具のひとつとして持たせるのも、
雛人形は持ち主を守ってくれるという
厄除けの意味あいからのようです。
納骨堂にもひな祭りらしいお供え物がたくさんあって
華やかな雰囲気になっています。
皆様のご来山をお待ちしております。