法輪とは(2017年5月10日)
天候に恵まれた今年のゴールデンウイーク、
皆様よい休日を過ごされたでしょうか。
街には色鮮やかなつつじやライラックが咲き、
藤の花も今が見頃となっています。
いい季節ですね~。
さて、実相寺納骨堂の個人壇・夫婦壇の中蓋
には、仏教のシンボルの一つである「法輪」が
描かれています。今更ながら「法輪」について
調べてみました。
法輪とは「仏様の教え」のことで、仏様が
教えを説くことを転法輪(てんぽうりん)
といいます。
古代インドの王様が持っていたとされる輪の
武器である「法輪」が転がって敵を打ち砕く
ように、仏様の説法も我々衆生の迷いを砕いて
くださるとされています。
また法輪が転がる様子は、お釈迦様の説かれた
教えである法が、人から人へと広まる様子を
表しているそうです。
なるほど・・・
ひとつひとつに深い意味がありますね。そして
輪の武器、法輪で壇内を守ってくださっているのですね!ありがたい。
また余談ですが最近心に響いた言葉があって
よく「人に迷惑を掛けたくない」と耳にしますが、果たしてそうなのでしょうか?
インドでは「人に迷惑をかけているのだから
『感謝』して生きなさい」と教えているのだそうです。
正しくその通り!とつくづく感じる今日この頃でした。