一日一時を大切に(2018年8月23日)
今年、平成30年は釈宗演没後100年を迎える節目の年です。
釈宗演(1860〜1919)は、福井県に生まれた臨済宗の僧で
慶應義塾を卒業し、セイロンに留学しました。
花園大学の学長も務め、欧米に初めてZENを紹介した方でもあります。
明治時代の円覚寺・老師となり、その時に夏目漱石が参禅し
漱石はその体験をもとに「門」を書いたと言われています。
守時富貴 見後貧窮
宗演并寫
(時を守れば富貴、後に見(あらは)るれば貧窮たり、宗演幷せて写す)
意味は、
「時間を守れば富貴であって(時間に遅れて)後から現れたならば、貧窮する」
釈宗演のお書きになった達磨さんの掛け軸は沢山あるのですが
その中の一つに記されているものです。
正しく時は金なり、一日一時を大切に過ごさなければ、と
今更ながら思った次第です。
そう 今更ながら ですけどね~