山から街へと紅葉が降りはじめ、青山の銀杏の木々も
緑とクリーム色のグラデーションが、青空に映えとても綺麗です。

実相寺からほど近い神宮外苑の銀杏並木は、大正12年に作られました。
新宿御苑のいちょうの種を明治神宮の苗圃で育て、成長した約1600本の
中から選び植栽したもので、現在では大きなものは28メートルもあるそうです。

ところで今から12年程前に「いちょうの結婚」があったお話しを
ご存知でしょうか？
遠くドイツの話ですが、首都をボンからベルリンへ移す前の年、
植樹キャンペーンで《生命の空間・生命の木》の象徴として、
日本から外苑のいちょう並木の枝を、フンボルト大学のいちょうの
古樹に接ぎ木するセレモニー【日独のいちょう・世紀の結婚】が
行われたそうです。ヨーロッパでは「いちょう」の樹は比較的珍しく、
葉の形が神秘的な感じを抱かせ、ゲーテの有名な詩「いちょう」に
みられるように恋愛に重なるイメージがあることや、
ドイツ・フランスを中心に医薬品として知られる点から
銀杏が選ばれたとの事です。

いちょうは【ご縁を結ぶ樹】でもあるのでしょうね。

さて実相寺では、今年最後の 納骨堂見学会 を開催いたします。
明るく美しい「実相寺　青山霊廟」にお越しください。
当日はご住職をはじめスタッフが、分かりづらい点や疑問など、
ご相談を承っておりますので、ご遠慮なくお尋ねください。
ちょうど9日は「神宮外苑いちょう祭り」の最終日になります。
見学会のお帰りに、晩秋の鮮やかな黄葉の絨毯の上を、サクサク音を
鳴らして歩いてみてはいかがでしょう。

【第3回　実相寺納骨堂　見学会のお知らせ】
日時：１２月９日（日）　13時～14時
場所：実相寺　青山霊廟
住所：東京都港区北青山2-12-9
連絡先：03-6804-2870

＊参加ご希望の方は、お電話にてお申し込みください＊
場所がお分かりにならない方は、《外苑前駅》　までお迎えに
参りますのでお気軽にご連絡ください。
皆様のご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。