桜によせて(2019年4月21日)
東京のソメイヨシノは満開を過ぎ葉桜になってきました。
今年は寒の戻りが有りかなり長く桜を楽しめましたね。
来週は北海道で開花の予想が出ています。
ハラハラ散る花びらに「散る桜残る桜も散る桜」
という句が浮かびます。
これは良寛和尚の辞世の句と言われています。
曹洞宗(禅宗)の僧侶となった良寛さんですが、
寺の住職にもならず全国を旅して歩き、子供と
遊ぶことが一番好きなお坊さんだったそうです。
どんなに綺麗に咲いている桜もいつかは散ってしまう…
今ある命も同じように必ず終わりがあるもの。
来た道の苦しみや喜びを今現在に生かして、
これからの日々につないでいくには、周りの
人々が支えてくれるからこそだと思います。
その事はつい忘れてしまいがちですが、
感謝の心を持ち充実した毎日を送りたいものだと
桜を見ながらフト思った春の一日でした。
ご先祖様にも感謝!
気候も良くなってきたので皆様お参りにいらしてください。
なお、実相の世界に住んだ良寛和尚の辞世の句は
「うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ」との説もあるようで、
この句碑が良寛さんゆかりの倉敷・円通寺に建てられています。