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実相寺 青山霊廟

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アジサイの季節(2019年6月13日)

6月に入り関東地方も「梅雨入り」が発表されました。

実相寺の参道には紫陽花の花が見事に咲き始め
お参りに見えた方から「綺麗ですね~♪」と言われて
私まで嬉しくなってしまいます(笑)

お寺に紫陽花が多いのには次のような説があるようです。

①あじさいは山に自生していて、お寺が山合にあるところが多いため
②お釈迦様が生まれた時に甘茶のお湯で沐浴し、甘茶が紫陽花によく似ている
③諸行無常という仏の心を伝えるのに様々な色に変化する紫陽花が
世の中のもの全てが移り変わる様子を表わしている

そのような事から各地のお寺に多くの紫陽花が植えられました。

また昔、医療技術が確立されていない時代に
各地で流行病に苦しむ人が大勢いて、その原因が梅雨によくある
急な気温の変化によるものがあり、大勢の死者が出る深刻な
事態だったそうです。

亡くなった方への弔いの思いを込め、人々は梅雨に咲く
「あじさい」の花をお寺の境内に植えたとも言われています。

今では医学も進歩して梅雨の流行り病で亡くなる人は少なく
なってきましたが、刻々と変化してゆく紫陽花の色の美しさが
人々の心をとらえ、今でも多くのお寺に植えられているのです。

関東で有名なあじさい寺は鎌倉の「明月院」「長谷寺」
松戸の「本土寺」熊谷の「能護寺」などがありますが、
まずは近場で、雨の中に美しく咲き揃った実相寺境内の
「あじさい」を見に来てください。

お待ちしています。