お盆のホオズキ提灯(2019年7月16日)
実相寺にホオズキの枝が届きました。
お盆用のホオズキ提灯です。
納骨堂にも1枝頂戴したので、
3階納骨堂のお内仏様前に飾ってあります。
子供のころ、お盆が近づくとキュウリと茄子に
短くした割り箸をさして精霊馬を作るのが好きでしたが、
それらの意味は知りませんでした。
単純に作るのが楽しくて疑問にも思わなかったので、
教えてもらっても興味がなかったのだと思いますが。
キュウリは足が速い馬でご先祖様があの世から早く戻って来られるように
茄子は歩みが遅い牛でこの世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるように
という意味だったんですね。
そして前出のホオズキですが、中が空洞になっているため、
肉体がないご先祖様がそこに宿られる場所になるという意味合いと
あの世から家に帰ってくるときの目印になる灯りという意味合いが
あるそうです。
ホオズキを漢字で書くと<鬼灯>ですが
鬼は死者を表すそうなので、そのままの意味ですね。