9月は秋のお彼岸(2019年8月27日)
猛暑続きでどうなる事かと思っている内に、
あっという間に朝夕の風が秋の気配に変わり
皆様体調いかがお過ごしでしょうか。
8月も間もなく終わり「暑さ寒さも彼岸まで」の季節がやってきます。
そのお彼岸について、サンスクリット語で
「パーラミッタ(波羅密多)」という言葉があり、
訳すと「到彼岸(とうひがん)」彼岸に到ることを
略して「彼岸」と言われています。
そしてこの言葉の意味は「理想の境地=極楽浄土」に
到る為の菩薩修行の総称だそうです。
西方の極楽浄土には阿弥陀様が居られます。
丁度、春分・秋分の日には太陽が真西に沈む為
その方角を礼拝すれば阿弥陀様を拝むことになります。
その日を中日として一週間、極楽浄土に行けますようにと
精進修行されました。
その事から転じて極楽浄土に居られるご先祖様へむけて
墓参をするようになったといわれています。
春と秋のお彼岸は農作が始まる時期と終わる時期にあたり、
日本独自の豊作を願い感謝する行事に由来し、
よく「おはぎ」をお供えしますよね。
お供えする由来は、諸説ありますがその一つが、
小豆の赤色には魔除けの効果があると古くから信じられていて、
邪気を払う食べ物としてご先祖様にお供えされてきました。
またもち米とあんこ2つの物を「合わせる」言葉の語呂から、
ご先祖様の心と自分たちの心を合わせるという意味もあるそうです。
そして「秋のおはぎ」は「つぶあん」となります。
また、大きさも一説では春は牡丹の花のように丸く大きく、
秋は萩の花のように小さく品よく俵型と言われています。
お盆やお彼岸にかかわらず手ぶらで大丈夫ですので、
いつでも仏様・ご先祖様に会いに来てください。
お待ちしています。