人間到る処青山あり(2019年11月10日)
お釈迦さまは29歳の時、故郷の「カピラ城」を離れ
修行の旅に出られました。
悟りを開かれた後も、お亡くなりになる80歳まで
布教の旅を続けられます。
お釈迦さまにとって『最後の旅』は
布教の大きな拠点である「王舎城」から
故郷の「カピラ城」がある北に向かう旅でした。
↓ 王舎城の霊鷲山(りょうじゅせん)
中央に説法をされた香室跡が見えます。
↓ しばしば説法をされた香室跡
『最後の旅』はここから始まりました。
けれどもお釈迦さまは旅の途中「クシナガラ」という
荒涼とした小さな町でお亡くなりになります。
- 『人間到る処青山あり』 -
死んで骨を埋める場所はどこにでもあるから
故郷を離れ大いに活躍しなさい。
青山はせいざんと読みお墓を意味します。
お釈迦さまも修行と布教のために故郷を離れ、
お亡くなりになる時は故郷ではなく
「クシナガラ」とご縁があったのですね。
実相寺青山霊廟もご縁を頂いた方、
これからご縁があるとされる方々とのご縁は
大切にしていきたいと思っております。