白い彼岸花(2020年9月24日)
実相寺の参道には、この時期になると白い彼岸花が顔を出します。
名前の通り、ちゃんとお彼岸の頃に咲くから本当に不思議です。
お彼岸に開花するから彼岸花という
名前がついているのだと思っていましたが、
有害植物である彼岸花を食べたら
<彼岸に行ってしまうから>という命名説もあるようです。
そんな毒性の強い彼岸花ですが、お墓やお寺でよく見かけます。
これは、その毒性を利用して、
ネズミやモグラといった害獣から、
土葬されたご遺体を守ろうとする知恵だったとの事。
田んぼのあぜ道などに植わっているのもそういう理由からだったんですね。
目にする機会が多いのは赤い彼岸花だと思いますが、実相寺参道の彼岸花は白。
白い彼岸花の花言葉は、「想うはあなた」や「また会う日を楽しみに」です。
新型コロナでまだお出かけもままならないかと思いますが、ご先祖様を想う気持ちはみなひとつ。
また会う日を楽しみにしております。