毎年の来訪(4月6日)
4月に入り「春の嵐」の予報がしばしば出されて
不安定な陽気となっています。
そんな中ですが参道にはスミレ、ライラック、シャガの花が次々と咲き始め、
そしてお寺の奥の中庭にある池に、おたまじゃくしが泳ぎ始めました。
毎年必ず現れる可愛い来訪者です。
副住職が愛情込めて育て、事務所の「蛙大好き」な若い女性スタッフも
目を輝かせて見守っています。それを見て、ふと口ずさむ歌は・・・・
1.おたまじゃくしは 蛙の子 なまずの孫では ないわいな
それがなにより 証拠には やがて手が出る 足が出る
2.でんでんむしは かたつむり さざえの孫では ないわいな
それがなにより 証拠には つぼやきしょうにも ふたがない
3.かぜにゆらゆら すすきのほ ほうきの孫では ないわいな
それがなにより 証拠には すすきでどら猫 どやされぬ
4.たこ入道は やっつあし いかのあにきでは ないわいな
それがなにより 証拠には いかにはちまき できやせぬ
と、この他にもいろいろな歌詞や替え歌があるようです。
そういえば「ごんべさんの赤ちゃん」も同じメロディーで歌いますね。
ついでに「おたまじゃくし」の語源は、近江の多賀大社でお守りとして売られている
「多賀杓子」の形に似ているところからきた、という説があります。
先が丸いので「杓子」として使いやすく、それが広く愛用されるようになり
「御多賀杓子」が「お玉杓子」、さらに「おたまじゃくし」になっていったということです。
蛙になる前の可愛い姿や、ライラックの甘い香りと可憐な花達を、
是非とも見にいらしてください。